栄養科
栄養科で担う栄養管理としては、管理栄養⼠が医師始め、看護師、医療技術部スタッフと協同して取り組むNST活動が挙げられます。勉強会やカンファレンスを重ね、⾷事摂取不良、低栄養、褥瘡などの管理にコツコツ取り組む毎⽇です。
各種教室(⽣活習慣病教室、フレイル教室など)等スタッフと計画し、患者様、地域の皆様へ参加を呼びかけています。
給⾷管理は様々な⾷事を担当しており、⼀般⾷、治療⾷、⾏事⾷、嚥下調整⾷、ドック⾷等があります。その中に⾷形態として、常菜、粥菜、軟菜⼀⼝⼤、刻み菜、ペースト菜、流動⾷が重なるため多種多様です。乳児から高齢者まで患者様の⾷べやすい希望に配慮し、治療の⼀環として⾷べて頂ける⾷事の提供をスタッフ⼀同⼼がけています。
資格
- 中信地区糖尿病療養指導⼠ 1名
スタッフ数
病院:管理栄養⼠4名
委託給⾷:栄養⼠3名
調理師・調理員13名
(2025年11⽉現在)
業務内容
栄養管理
栄養指導(外来・⼊院)
患者様ごとに病態は異なり、⾷⽣活は多様化しています。医師指⽰に基づき、個々に合わせた⾷事の指導を⼼がけています。ご希望があれば、医師、看護師へご相談ください。

NST(栄養サポートチーム)
多職種で回診・カンファレンスを行い、栄養管理計画 - 評価 - 再計画のサイクルを繰り返し、低栄養の改善につなげます。
患者訪問
患者様に合わせた適切な栄養管理を届けるため、喫⾷状況確認でベットサイドへお伺いしています。医師、看護師、リハビリスタッフ等と連携し、適宜、嗜好調査にて介⼊し、栄養改善を図ります。必要に応じて栄養補助⾷品を使⽤します。
⾷物アレルギーがある患者様へは、詳細の聞き取りにベットサイドへお伺いします。⾷物アレルギーの症状に応じて個別に⾷事対応いたします。
カンファレンスへの参加
糖尿病、透析予防、リハビリ、褥瘡、NST、緩和ケア、在宅など各カンファレンスへ参加し、多職種と連携を図り、より良い栄養管理が提供できるように努めています。
各種教室
- 糖尿病教室(年1回)
- ⽣活習慣病教室(年1回)
- フレイル、食事療法等の出前講座
給⾷管理
患者様に合わせた⾷事の提供をしています。治療のための栄養量(エネルギー、塩分、蛋⽩質、カリウム、亜鉛、鉄分等)と嚥下(飲み込み)や通過に合わせた形態(1cmスライス、刻み、ペースト状)そして嗜好や⾷物アレルギーについて加味すると、とても多くの種類に対応しています。
⽔分にとろみが必要である方は考慮し、安⼼・安全の⾷事提供を⼤切にしています。


嚥下調整⾷(嚥下困難な⽅の⾷事)
⾔語聴覚⼠と連携を図りながら、医師指⽰により嚥下困難に対する⾷事を提供しています。⾒た⽬だけではどんな料理かわからず、抵抗を感じるかもしれませんが、⼀般⾷をミキサーでペースト状にして作成しています。そのため、実際に⾷べて頂くと⼀般⾷と変わらない味付けです。患者様にとって安全で美味しい嚥下調整⾷の提供を⼼がけています。
⾏事⾷
1ヶ月に1~2回程度実施しています。季節や言い伝えなどに合った楽しんで頂ける内容を考えています。かわいいメッセージカード付きです。
⾷事相談
⾷事相談をお受けします。(⼊院・外来;医師、看護師へご相談ください)
- ⾷事を伴った治療を必要とされる⽅
- ⾷事について、⽇頃悩んでおられる⽅
- なかなか検査の数値が下がらない⽅、上がらない⽅
- うまく体重が減らない⽅、増えない⽅
- どうやって⾷事を⾷べたらよいか悩んでおられる⽅ 等々
⾷事内容、調理⽅法は⼀つではありません。
- ちょっとした⼯夫
- 継続させる⽅法
皆様お一人ずつのライフスタイルにあった方法、⾃分では気付きにくいポイントを、管理栄養⼠と一緒に考えてみませんか。



