腎透析センター
腎透析センターの紹介

腎透析センターでは、西部医療圏での急性期から慢性期の腎臓病・透析診療の役割を担っています。2004年以降は現在の37台の透析装置で維持血液透析患者80~90名のほか、患者様のニーズに合わせた在宅透析治療(在宅血液透析・腹膜透析)を行っています。施設透析では、長期化する透析治療における合併症予防の観点から患者様の状態に応じた最適な治療を提供するため、一般的な透析(HD)のほか血液濾過透析法(HDF・OHDF)を取り入れ、臨床工学技士による厳格な水質管理を行っています。2016年から、より質の高い生活を維持できるよう患者様との連携を強化した在宅血液透析にも取り組んでいます。
毎月のカンファレンスでは栄養状態・ADL評価・生活状況などを話し合い、多職種で患者ニーズに見合った透析治療の見直しや必要な介入の検討を行っています。安全・安心・安楽な透析治療の提供には多職種連携が不可欠です。多種職連携でのチーム医療を展開し、長期透析合併症予防対策や患者のQOL維持を目指しています。
血液浄化療法
血液透析・血液透析濾過法・無酢酸血液濾過透析
在宅腹膜透析・在宅血液透析
透析クール
月・水・金・・・AM・PM 2クール
火・木・土・・・AM 1クール
夜間透析なし
旅行透析について
旅行や出張等で来られる方の臨時透析に対応しています。お気軽にお問い合わせ下さい。
(ご希望の曜日・時間に対応できない場合もございますので、ご相談ください)
CKD外来
毎週水曜日の腎臓専門外来では、診察に合わせ腎臓病療養指導士が相談や指導などを実施しています。継続通院されているCKD患者様の、時々の状態に合わせて必要な生活・食事指導を行っています。また腎不全末期で腎代替療法が必要な段階では、生活スタイルや思い、大切にしていることなどを聞き取り一緒に考えるSDM(Shared decision making)方法で関わり、患者様ご家族と協働で意思決定をすすめています。
高齢化に伴い増加している慢性腎臓病患者様は合併症や介護負担も多く、看護のみならず栄養や運動面での課題も含めて多方面からの医療・介護支援が必要となります。栄養科やリハビリとの部門協力も進めていく中で、これら院内連携で培った輪が地域包括支援活動にも繋がっていくことが期待されます。センターのスタッフ共共、これからも多くの活動が発信できるように日々研鑽に努めています。